2016年10月12日

上野茂都の別天地〜やがて風に乗る〜


 秋の3部作、第2作目は、上野茂都さんです。

 
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 ブロークン三味線弾き歌い、彫刻家であり、モダンなオリジナル和風ポップスを生み出す才人。ゲルニカ上野耕路の実弟。最近では映画「のぼうの城」にも出演。歌唱、お笑いイベントからホールの演奏会まで縦横に活躍し、その卓越したポップソングたちは、浜田真理子、ふちがみとふなと、ETT、加藤千晶など、数々のシンガーにも取り上げられています。
 これまでの作品は、渋谷毅や関島岳郎、中尾勘二、船戸博史、宮野裕司ら、ベテランの名手たちに支えられた演奏で製作されてきましたが、本作はタイトルが示す通りの別天地を目指して製作。初めて自身よりだいぶ若手のメンバーたちに全部を預けて、上野氏は三味線すら置き歌唱に専念。上野作品のポップスとしてのポテンシャルに着目した若々しい作品になっています。

 サウンド・プロデュースと全曲のアレンジを、片想いのベーシスト、ホライズン山下宅配便のギタリストであり自身のバンド、アナホールクラブバンドなどで活動する伴瀬朝彦を迎え、円盤店内で一年半にわたりレコーディングを見据えた月例デュオ・ライヴを経てレコーディング。録音には他に、みしませうこ(ds)、見汐麻衣(コーラス)が参加、録音、ミックスにはイトケン。
 大瀧詠一を思わせるポップナンバーから、腰のくだけるムード・コーラスものまで、上野茂都という才人のこれまで隠れていたポテンシャルが全開放されたような内容になっています。化粧箱入り!

円盤HPより〜


 
 およそ2年前、高円寺円盤店主田口さんより、上野茂都さんの新作を今までと違う感じにしたいから伴瀬アレンジやってみろ、という命を受け、10年ほど続いている上野月例会に参加したところから始まりました。

 最初はぎこちないおしゃべりから始まり、探りを入れながらMTRでアレンジデモを作って、そのデモに合わせて歌ってもらう、というようなことを続けていくうちにまあまあ打ち解けてきて(男子高校生みたいですが)、この春にようやくアルバムができるくらいにデモもたまってきたので、さあ録音させてくださいということで、徹夜続き、バババと録りました。
 
 ドラムだけみしませうこさんにお願いし、あとはソロアルバム「カリハラ」を作ったときと同じように自分がウワモノをどんどん重ねていく、というスタイルです。みしまの優しいドラムは上野さんにぴったりだと思いました。

 コーラスを重ねるのは大好きなのですが、いかんせん自分の声だけ重ねていくとどうも面白くない箇所も出現し、ここはパリっとした女性コーラスもいれよう、という田口さんとの相談のもと、急遽見汐麻衣さんにお願いしました。ムードとポップを兼ね備えた彼女の声もやはり上野さんの空気にぴったりだと思いました。

 エンジニアはイトケンさん。ドラマーでもありおもちゃ楽器奏者でもある彼には頼ることが多く、迷ったときはイトケンさん判断で、というようなことも多々あり、ミックスに関してはほぼお任せ、という感じでした。飯も食わせてもらいました。

 いろんな角度からポップを捉えようとしてます。かなり痛快な作品になったと思いますよ。

 上野さんも文句ひとつ言わずに任せてくれ、そして伸びやか〜な声で歌い上げてくれたので非常にスムーズに進みました。楽曲に対しての自分のこだわり、少なからずあるでしょうが今回の作品については机の引き出しにでも隠してくれたのでしょう。
 
 ということで11月14日(月)マンダラ2、レコ発ライブで初売りとなります。

 ぜひお見知りおきを!


posted by ばんせ at 22:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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