2016年11月04日

ボブディランが家に来た(夢バージョン)


 
 
 ボブディランが日本に来ることになり、ホームステイ先が急遽我が家に決定した。

 
 
 これは大変だ、部屋は散らかしっぱなし、しかしもうすぐに到着してしまう、ということで布団カバーだけ新しいものと交換することにした。

 目も虚ろ、ボロボロの、確か茶色のコートを羽織って玄関にふらっと現れた彼の顔は、映像や写真で見たそれとは大分違っているように見えた。鼻が異様に大きかった。

 おもむろに彼は、ボコボコのカンペンケースから鉛筆と消しゴムを取り出し、「紙をくれ(たぶん英語)」とわたしに言った。

 お礼の手紙を書きたいのだという。

 いつも使っているA4のらくがき用紙を一枚渡すと、彼は小さく首を捻った。「もっとやわらかいやつをくれ(たぶん英語)」

 わたしは慌てて、油とり紙、トレーシングペーパーなどを引っ張り出し、次々と彼に渡したが、どれをみても首を傾げるばかり。

 「もういい(これはたぶん日本語)」と彼は言い、今度は黒ペンを取り出し、先程換えたばかりの布団カバーを抱え、そこに何かを描きだした。

 よく見てみると、カバー一面、無数に描かれたひまわりのような花の輪郭を、うつろな顔のまま黒ペンでひとつずつ丁寧になぞっていた。全部なぞるのに5時間はかかりそうだ。

 
 ああ、大変な客人が来てしまった。。

 
 どうやらわたしは日本公演のツアーマネージャーも任されることになったらしい。

 リハーサルの時間をきっちり守れるかどうか、不安で一杯になった。


 とはいえ生きる伝説が目の前にいる。夢中で布団カバーにペイントしている彼に、何かひとつ質問をしてみようと思った。

 どうせなら今まで彼が一度もされたことのない質問を考えたかった。

 
 考える。

 考える。
 

 う〜ん。


 【頭痛で目が覚める】


 

 
posted by ばんせ at 20:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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